使用上の注意
- マルチパスのエンコードにはまだ対応していません
- LAN上に存在できるマスタは1つだけです
- ソースがMPEGファイルの場合はお勧めしません。MPEGの読み込みに必要な分析処理にかかる時間が、分散したスレーブの数だけ加算されて、せっかく分散エンコードで稼いだ時間を帳消しにしてしまうからです。
- 分散処理が有効なのはエンコード処理だけです。当然、「変更せずにコピー」には向いていません。
- Audioの分散エンコードには問題があります。とりあえずThomas Maternさんはmp3向けの対策を講じました。具体的には、誤差によるノイズを避けるために静音部でAudioを分割します。更に、この動作についてジョブウィンドウのオプションから3つのモードを選べるようにしてあります。
- 「Audioを処理する」をチェックしない場合。マスタがエンコード処理の最後に、サウンドのエンコードを全て行います。「変更せずにコピー」はこのモードでは使えません。
- 「Audioを処理する」だけをチェックした場合。スレーブが、スケジューラによって自分に割り当てられたセグメントのAudioをエンコードします。
- 「Audioを処理する」と「静音部をスキャンする」、両方をチェックした場合。もっとも静かな部分を選んでセグメントの分割を行います。スキャンの範囲にはいくつかの要因によって決まりますが、原則的には最初の3番目のセグメントしかスキャンしません。また、メモリ使用量を抑えるために、圧縮Audioの場合は2分、無圧縮Audioの場合は1分だけスキャンします。
なお、この機能はAudioソースには影響されません。(AVI、MP3、WAVなど)