このエディタの設定は全てリソースファイルを編集することによって行います。下記に、いくつかの設定項目についての説明を記述します。(メニューやボタンの文字列など、内容が明らかなものについては省略します。)
項目 |
説明 |
normalTextForegroundColorName |
文字列の色を指定します。 |
normalTextBackgroundColorName |
文字列の背景色を指定します。 |
selectedTextForegroundColorName |
選択された文字列の色を指定します。 |
selectedTextBackgroundColorName |
選択された文字列の背景色を指定します。 |
backgroundColorName |
文字列を描画する領域の背景色を指定します。 |
cursorColorName |
カーソルを描画する色を指定します。なお、カーソルは常にXORで描画するため、実際に描画される色はここで指定した色を反転した色となります。 |
fontName |
テキストを描画するフォント名を指定します。なお、コードセット(全角、半角アルファベット、半角カタカナ)別に異なるフォントを使用したい場合には、コードセットの指定も含めたフォント名をカンマで区切って指定してください。 |
tabWidth |
タブの幅を指定します。指定されたフォントにおける平均的な文字の文字数による指定となります。 |
characterSelectionType |
文字を指定する方法を指定します。LeftとCenterとRightのいずれか。(後述) |
leftPadding |
文字列の左側にもうける空き領域の幅を指定します。 |
rightPadding |
文字列の右側にもうける空き領域の幅を指定します。 |
lineNumberOrigin |
一番上の行の行番号を指定します。つまり行番号を何番から振るのか、を指定します。 |
lineGapWidth |
行と行の間の幅を指定します。 |
tabWidthCalculationMethod |
タブ幅の計算方法を指定します。Fixを指定した場合は、固定幅となります。Flexを指定した場合は、タブ幅の単位に切り上げるように幅を計算します。 |
tabString |
タブキーを押したときに入力される文字列を指定します。 |
procUpScript |
プロセスを起動したときに実行するコマンドを記述します。(後述) |
fileReadScript |
ファイルを読み込む際に実行するコマンドを記述します。(後述) |
fileWriteScript |
ファイルを書き込む際に実行するコマンドを記述します。(後述) |
fileCloseScript |
ファイルを閉じるときに実行するコマンドを記述します。(後述) |
procDownScript |
プロセスを終了するときに実行するコマンドを指定します。(後述) |
showCancelOpenMsg |
fileReadScriptのコマンドによりファイルの読み込みが中止されたときに、メッセージを表示するか否かを指定します。 |
showCancelSaveMsg |
fileWriteScriptのコマンドによりファイルの書き込みが中止されたときに、メッセージを表示するか否かを指定します。 |
autoIndent |
自動インデントを行うか否かを指定します。TrueかFalseを指定してください。 |
indentChar |
自動インデントを行う際、インデントする文字を指定します。 |
wordCharSet |
単語単位での移動や単語の選択を行う際の、「単語」に使用される文字を指定します。 |
dropFileOpenMethod |
ドロップされたファイルを開くときの方法を指定します。(後述) |
mouseButton2Function |
マウスの第二ボタンの機能を指定します。”Left”、”Left+Ctrl”、”Left+Shift”のいずれかを指定してください。 |
maxUndoCount |
Undoを行うことができる、最大の回数を指定してください。 |
hScrollAt |
カーソルの移動に伴い行われる横スクロールの単位 |
CPP_FileExt |
C/C++のソースコードのファイルの拡張子 |
CPP_NormalTextF_ColorName |
C/C++のソースコードの通常のテキストの色 |
CPP_KeywordF_ColorName |
C/C++のソースコードのキーワードの色 |
CPP_CommentF_ColorName |
C/C++のソースコードのコメントの色 |
CPP_SringF_ColorName |
C/C++のソースコードの文字列定数の色 |
JAVA_FileExt |
Javaのソースコードのファイルの拡張子 |
JAVA_NormalTextF_ColorName |
Javaのソースコードの通常のテキストの色 |
JAVA_KeywordF_ColorName |
Javaのソースコードのキーワードの色 |
JAVA_CommentF_ColorName |
Javaのソースコードのコメントの色 |
JAVA_SringF_ColorName |
Javaのソースコードの文字列定数の色 |
COBOL_FileExt |
COBOLのソースコードのファイルの拡張子 |
COBOL_NormalTextF_ColorName |
COBOLのソースコードの通常のテキストの色 |
COBOL_KeywordF_ColorName |
COBOLのソースコードのキーワードの色 |
COBOL_CommentF_ColorName |
COBOLのソースコードのコメントの色 |
COBOL_SringF_ColorName |
COBOLのソースコードの文字列定数の色 |
COBOL_SequenceNumberF_ColorName |
COBOLのソースコードの一連番号の色 |
pluginConfigFileName |
プラグイン設定ファイルのパス |
リソースファイルでの色の指定は、以下の通りです。
・名前で指定する場合
色を名前で指定する場合、指定可能な名前は「/usr/openwin/lib/X11/rgb.txt」に記述されているものです。その中から好きなものを選んでください。
・RGBで指定する場合。
RGB値を直接指定したい場合は、「#RRBBGG」で指定してください。各R、G及びBは16進数です。
この項目はマウスをクリックした位置と、カーソルが設定される位置との関係を指定します。
「Right」と「Center」と「Left」のいずれかを指定してください。
この項目には、プロセスが起動された直前に実行されるコマンドを指定します。
このコマンドは、プロセスが起動された後、ウインドウが表示される前に実行されます。
この項目には、ファイルを読み込む直前に実行するコマンドを指定します。
この項目を指定することにより、ファイルを読み込む前に文字コードを変換したり何らかの特殊な処理を実行させたりする事が可能となります。
コマンドが実行されるときには、これから読み込もうとするファイルの名前が「TAEDIT_FILE_NAME」という環境変数に設定されます。 また、このコマンドの終了ステータスが正の値の場合は(exitコマンドに正の値を指定したなど)、ファイルの読み込みが中断されます。終了ステータスとして0を返すとそのままファイルの読み込みが行われます。
この項目には、ファイルを書き込んだ直後に実行するコマンドを指定します。
この項目を指定することにより、出力したファイルの文字コードを変換したり何らかの特殊な処理を実行させたりすることが出来るようになります。
コマンドが実行されるときには、保存される前のファイル名が「TAEDIT_OLD_FILE_NAME」、保存された後のファイル名が「TAEDIT_NEW_FILE_NAME」という環境変数に設定されます。 なお、ファイル名が無かった場合には(特にTAEDIT_OLD_FILE_NAME)環境変数には長さ0の文字列が設定されます。
この項目には、ファイルが閉じられるとき(ファイルが新規に作成されるとき、別のファイルを開くとき、プロセスが終了されるとき)に実行されるコマンドを指定します。
このコマンドが実行されるときには、閉じられるファイルのファイル名が「TAEDIT_FILE_NAME」、そのファイルが最後に保存されてから変更されたか否かが「TAEDIT_FILE_MODIFIED」に設定されます。 なお、TAEDIT_FILE_MODIFIEDには、変更があった場合には「TRUE」が、無かった場合には「FALSE」が設定されます。また、閉じられるファイルに名前がなかった場合、TAEDIT_FILE_NAMEには長さ0の文字列が設定されます。
この項目には、プロセスが終了される直前に実行されるコマンドを指定します。
このコマンドの実行に失敗してもしなくてもプロセスは終了します。
また、主筆の終了ステータスはこのコマンドを実行したときの終了ステータスとなります。なお、コマンドが指定されていなかった場合には0となります。
このリソースには、ファイルをドラッグアンドドロップしたときの挙動を指定します。
「Current」と指定した場合は、ドロップされたファイルを、ドロップされた対象のウインドウで開きます。
「New」を指定した場合は、ドロップされたファイルを別のウインドウで開きます。
なお、「Current」を指定した状態で複数個のファイルをドロップした場合、一つだけは当該のウインドウで開きますが、他のものは新しいウインドウで開きます。
Copyright(C) 2005 nabiki_t All Rights Reserved.