40. ドキュメント化されていないモジュール
現在ドキュメント化されていないが、ドキュメント化すべきモジュールを以下にざっと列挙します。どうぞこれらのドキュメントを寄稿してください!
(電子メールで docs@python.org に送ってください)。
この章のアイデアと元の文章内容は Fredrik Lundh のポストによるものです; この章の特定の内容は実際には改訂されてきています。
40.1. 雑多な有用ユーティリティ
以下のいくつかは非常に古く、かつ/またはあまり頑健ではありません。 “hmm.” マーク付きです。
- ihooks
- — import フックのサポートです (rexec のためのものです; 撤廃されるかもしれません)。
Python 3.0 で削除されました。
40.2. プラットフォーム固有のモジュール
これらのモジュールは os.path モジュールを実装するために用いられていますが、ここで触れる内容を超えてドキュメントされていません。これらはもう少しドキュメント化する必要があります。
- ntpath
- — Win32、 Win64、 WinCE、および OS/2 プラットフォームにおける os.path 実装です。
- posixpath
- — POSIXにおける os.path 実装です。
- bsddb185
- — まだBerkeleyDB 1.85を使用しているシステムで後方互換性を保つためのモジュール。通常、特定のBSD
Unixベースのシステムでのみ利用可能。直接使用しないで下さい。
40.3. マルチメディア関連
- audiodev
- — 音声データを再生するためのプラットフォーム非依存の API です。
Python 3.0 で削除されました。
- linuxaudiodev
- — Linux 音声デバイスで音声データを再生します。Python 2.3 では
ossaudiodev モジュールと置き換えられました。
Python 3.0 で削除されました。
- sunaudio
- — Sun 音声データヘッダを解釈します (撤廃されるか、ツール/デモになるかもしれません)。
Python 3.0 で削除されました。
- toaiff
- — “任意の” 音声ファイルを AIFF ファイルに変換します; おそらくツールかデモになるはずです。外部プログラム sox が必要です。
Python 3.0 で削除されました。
40.4. 文書化されていない Mac OS モジュール
40.4.3. cfmfile — コードフラグメントリソースを扱うモジュール
cfmfile は、コードフラグメントと関連する”cfrg”リソースを処理するモジュールです。このモジュールでコードフラグメントを分解やマージできて、全てのプラグインモジュールをまとめて、一つの実行可能ファイルにするため、BuildApplicationによって利用されます。
バージョン 2.4 で撤廃.
40.4.4. icopen — open() と Internet Config の置き換え
icopen をインポートすると、組込み open() を新しいファイル用にファイルタイプおよびクリエーターを設定するために
Internet Configを使用するバージョンに置き換えます。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.4.6. macresource — スクリプトのリソースを見つける
macresource はスクリプトが MacPython 上や MacPython アプレットおよび OSX Python 上で起動されている時、特別な処理をせずにダイアログやメニューなどのようなリソースを見つけるためのヘルパースクリプトです。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.4.7. Nav — NavServices の呼出し
Navigation Servicesの低レベルインターフェース。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.4.8. PixMapWrapper — PixMapオブジェクトのラッパー
PixMapWrapper はPixMap オブジェクトを Python オブジェクトでラップしたもので、各フィールドに対し名前でアクセスできるようになります。
PIL 画像との相互の変換をするメソッドも用意されています。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.4.9. videoreader — QuickTime ムービーの読み込み
videoreader は QuickTime ムービーを読み込み、デコードし、プログラムへ渡せます。このモジュールはさらにオーディオトラックをサポートしています。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.4.10. W — FrameWork 上に作られたウイジェット
W ウィジェットは、 IDE で頻繁に使われています。
バージョン 2.6 で撤廃.
40.5. 撤廃されたもの
これらのモジュールは通常 import して利用できません; 利用できるようにするには作業を行わなければなりません。
これらの拡張モジュールのうち C で書かれたものは、標準の設定ではビルドされません。Unixでこれらのモジュールを有効にするには、ビルドツリー内の
Modules/Setup の適切な行のコメントアウトを外して、モジュールを静的リンクするなら Python をビルドしなおし、動的にロードされる拡張を使うなら共有オブジェクトをビルドしてインストールする必要があります。
- timing
- — 高い精度で経過時間を計測します (time.clock() を使ってください)。
Python 3.0 で削除されました。
40.6. SGI 固有の拡張モジュール
以下は SGI 固有のモジュールで、現在のバージョンの SGI の実情が反映されていないかもしれません。
- cl
- — SGI 圧縮ライブラリへのインタフェースです。
- sv
- — SGI Indigo 上の “simple video” ボード(旧式のハードウェアです) へのインタフェースです。
Python 3.0 で削除されました。